【イベント@熊本】本場フィンランドサウナの魅力 〜ぬしゃ本場のSaunaばしっとっと?〜

熊本市本荘の温泉施設「湯ラックス」でフィンランドサウナを体験するイベントが開催されます。

フィンランドといえば、今年で生誕120年の建築家アルヴァ・アアルト Alvar Aalto (1898-1976)を思い出すひとも多いでしょう。現在、神奈川県の神奈川県立近代美術館葉山館で展覧会が開催中です。

アルヴァ・アアルト――もうひとつの自然
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition/2018_aalto

サウナとアアルトとの関係は不明ですが、フィンランドの文化を体験することで、アアルト建築の理解が深まるかもしれません。当日はフィンランド大使館から参事官が来られたり、フィンランド往復券航空券のプレゼントもあるようです。

(以下、Peatixより引用)

本場フィンランドサウナの魅力 〜ぬしゃ本場のSaunaばしっとっと?〜
2018/12/15 (土) 19:00 – 21:00
https://finlandsaunayulax.peatix.com/

サウナーの間で話題の熊本湯らっくすでフィンランドサウナイベントを開催!!

2018年度世界幸福度ランキング1位、世界一学力レベルが高い国として福祉や教育、そしてテクノロジーと様々な先進性で注目を集めている国フィンランド。そんなフィンランドと日本は2019年に外交関係樹立100周年を迎えます。それを記念しましてサウナの本場フィンランドのサウナ文化をトーク形式で知って頂くイベントを開催致します。

サウナブーム到来!
日本では現在サウナが様々なメディアで取り上げられ、起業家やクリエイターを中心にハマる人が続出。マインドフルネスや究極の休み方として注目が集まっています。また「サウナー」や「ととのう」等の用語も生まれ、男性はもとよりサウナはお肌が綺麗になるという美容効果も期待出来るため女性サウナーも増えてきています。

フィンランドでもサウナブーム!?
そしてサウナの本場であるフィンランドでも昨今フィンランド版の銭湯とも言える「公衆サウナ」が流行しているといいます。フィンランド人にとってサウナとはどの様なものなのか、日本のサウナや銭湯との共通点や相違点を比較していきながらフィンランドサウナの魅力や先進的取り組みについて掘り下げていきたいと思います。

南阿蘇村復興へのかかわり

南阿蘇村買取型災害公営住宅(下西原第2団地・長陽西部団地)プロポーザルにて最優秀賞に選ばれました!熊本地震直後に応急危険度判定ボランティアとして土砂災害のあった地区に入った時以来、南阿蘇村の復興に少しでも関われないかと考えておりました。前回の立野地区プロポーザルでは、惜しくも次点となり悔しい思いを経験しましたが、今回ようやく南阿蘇村災害復興に携わることができます。精一杯の活動を続けて参ります。

PROJECTチーム名称:豊工務店・グリーン住宅グループ

設計・監理(2社):ライフジャム+トポスペース

施工(2社):豊工務店+グリーン住宅

   (長陽西部団地)

  (下西原第2団地)

  (中庭のコミュニティ提案)

  (共有土間の提案)

南阿蘇村のホームページに掲載されています。

https://www.vill.minamiaso.lg.jp/site/28kumamotozisinn/saigaikoueijuutaku2.html

 

約2年半前、熊本地震直後に南阿蘇村立野地区の土砂災害現場で応急危険度判定士として活動した時の様子。

(フジモトミユキ設計室の藤本美由紀氏[右]と私)

(被災現場を確認する私)

山頂にある九州電力水力発電の水槽が被災して大量の水と土砂による甚大な被害のあった場所を歩き回った。ほんの数日前に土砂に体半分埋まっていたという方々の話なども伺いながらの活動であったことを思い出します。

【御招待】10/24(水)クリスチャン・ド・ポルザンパルク講演会@東京

10/24(水)1600-1730に東京・赤坂見附でフランス人建築家クリスチャン・ド・ポルザンパルク氏の世界文化賞受賞記念講演会があります。興味がある方は10/19までにコメント欄に連絡先(公開は致しません)をご記入ください。抽選で1名様までご招待します。

受賞記念建築講演会 2018
「クリスチャン・ド・ポルザンパルク 建築を語る」

日 時 : 10月24日(水)
16:00~17:30(開場15:30)
会 場 : 鹿島KIビル 大会議室
東京都港区赤坂6-5-30
モデレーター: 三宅 理一(建築史家、東京理科大学客員教授)

DESIGNART TOKYO 2018

今週末から10日間、東京都内各所でデザイン系のイベントが開催されます。
規模が大きいこともあり全体像がわかりにくい(とくに公式サイト)のですが、若手建築設計者によるインスタレーションや講演会も企画されています。詳細は参考サイトで。

展示場所:
表参道・外苑前/原宿・明治神宮前/渋谷・恵比寿/代官山・中目黒/六本木・広尾などのショップや施設、ギャラリー、貸しスペース、
展示物:
デザインプロダクトやアートワークなど
●参考情報サイト(penのサイトはレスポンシブではないのでスマートフォン表示はきついです)
https://www.pen-online.jp/feature/design/designart2018/1
https://tabi-labo.com/287414/tc-designart-tokyo-2018
●公式サイト
http://designart.jp/
DESIGN & ART FESTIVAL
DESIGNART TOKYO 2018
19th 〜 28th, Oct. 2018 in Tokyo

【建築展解説】02 超越する美学:建築の日本展

02 超越する美学

2番目のパートは、日本的美の特質についての展示があります。展示コンセプトを要約すると、以下のようになります。


テーマに示された「超越する」とは、目の前に示されたモノとしての建築が、その美的な価値によって、建築を統御する「論理を超える」という意味で使われています。建築は具体的な材料を使い、モノとモノとの組み合わせとして構築されます。西洋建築の考え方では、とにかく目の前に厳然たる存在としてのモノの塊があることが、建築美を認識する前提条件です。

これに対して、日本の建築的伝統は、いくつかの異なる位相から建築美を規定します。

まず、モノの実体というより、モノが置かれている状況に注目するのです。龍安寺の石庭は、15個の石の配置やその余白となる白州の平面に美を認めます。

また、現前に存在しないことについて、その美を論じようとするのです。鎌倉時代の歌人である藤原定家が詠んだ「見渡せば 花も紅葉も なかりけり 浦の苫屋の 秋の夕暮れ」は、その典型といえます。

さらに、モノの持つ属性を可能な限り削除していくことで、逆に内在的な力を顕現させる表現を好みます。これは、白木の構成による伊勢神宮正殿や、打ち放し鉄筋コンクリートの鈴木大拙館(谷口吉生、2011)に共通の、緊張感に満ちた美学です。


【建築展解説】01 可能性としての木造:建築の日本展

01 可能性としての木造

最初のパートは木造についての展示があります。展示内容を要約すると、以下のようになります。


古寺院などに見られる日本の伝統的な建築様式は木造の架構を採用しています。大陸からもたらされた木造架構の技術は、和様化の進行により、日本的環境に合わせて緻密さを増していきました。継手・仕口のバリエーションなどは、木造架構の合理性が追求された結果といえるでしょう。水平材と垂直材の接合部についても、釘を使わない構法は、地震で受ける水平力を分散して吸収する制震構造にもなっています。

そのような木造架構は分解が可能であり、移築という選択肢を提供することにもなりました。これらの特徴は、時代を超えて近現代の建築にも受け継がれているのです。たとえば、アンビルドプロジェクトであった空中都市 渋谷計画(磯崎新、1962)には、柱と梁の架構が、垂直・水平方向に伸びるコアや動線として直截的に表現されています。

また、東照宮などにみられる五重塔の心柱の持つ制震構造の考え方は、新しい材料と技術によって東京スカイツリー(日建設計、2012)に活かされています。さらに、木材に等方性と安定した性能を持たせるために作られたエンジニアリングウッドによって、木造の概念は拡張され、木造超高層の可能性も視野に入って来ているのです。


ウチにマチをつくる

既設の特別養護老人ホームの通所デイルームに「マチ」をつくる」プロジェクト。

施設を最初に訪れたのは約1年ほど前。当時から、何となく木製柵やのれんを活用して仕切りながら作られた利用者の居場所があった。もともと約250㎡もあるデイルームに、使われながら自然とそれらのボリュームが出来たのだろう。その大きさは、利用者にとって心地よい空間のように見えた。そこで、その一つ一つの仕切られたボリュームを「お家」に見たてて、デイルームの中に家をつくる「入れ子」形式で性質の異なる居場所をいくつか作った。既設天井のスプリンクラー設備はそのまま利用するので、スプリンクラーからの離れや高さの隙間空間、ピッチ等の規定を満足するように、木材をルーバー状に組んでいき「イエガタ」を作った。

完成して間もなく利用者の方々が、笑顔で使われている姿をみて、計画から工事完成までの苦労がすべて吹っ飛び、自然とこちらも笑顔になっていった。この瞬間が、設計をやっている醍醐味である。

次のプロジェクトの打合せのために施設を訪れた時、想像を超えた使われ方に感激した。なぜなら、「餅投げ」が行われていたのである!。家ができる時は、当然の行事であるから当たり前といえばそうだが、「イエガタ」を受け入れて頂いているように思えて大変うれしかった。

西原村復興へのかかわり(2)

こんにちは。

現在、工事中の西原村災害公営住宅(山西地区)の現場もいよいよ完成間近となりました。

復興への想いを込めた集会所においては、計画から工事完成まで大変な事もありましたが、多くの方々のご協力によりどうにかここまで出来ました。

今後 住民の皆さまが、文字通り集まりたくなるコミュニティの場(集会所)となってくれたら幸いと願っております。

来週、落成式の予定です。

 

(重ね透かし梁の小屋組)

 

(足場解体後の遠景)

 

(小屋組み完成)

 

(夕景の確認)

 

(上空からの全景)

『建築の日本展』:建築を通して日本を考える

以前紹介させていただきましたが、現在、東京・六本木ヒルズにある森美術館で『建築の日本』展が開催中です。古代から現代まで100件の建築プロジェクトを取り上げ、そこに通底する日本建築の特徴を9つのテーマで紹介するという意欲的な建築展です。

今回は建築そのものを展示するというより、建築を通して日本を考える場になっています。展覧会名が『日本の建築展』ではなく『建築の日本展』になっているのはそのためです。

次回から、それぞれのテーマについて紹介していきたいと思います。


六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展
建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの
◎会期
2018.4.25(水)~ 9.17(月)
会期中無休
◎開館時間
10:00~22:00(最終入館 21:30)
※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
◎会場
森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
◎料金
一般  1,800円
学生(高校・大学生)1,200円
子供(4歳~中学生)600円
シニア(65歳以上)1,500円

東京ランドスケープ

東京といえば、やはり「東京タワー」です。そして、その東京タワーを見るのに最適な場所が、六本木ヒルズ・森タワーの屋上にある「スカイデッキ」です。

地上270メートルからの眺めは絶景です。機会があれば、ぜひ。